理想のインテリアは家具屋選びから。 IKEA、ニトリ、東京インテリア、大塚家具を比較してみた。

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1. 理想のインテリアとは
2. 家具を購入する
3. IKEA、ニトリ、東京インテリア、大塚家具を比較
(1)IKEA
(2)ニトリ
(3)東京インテリア
(4)大塚家具(IDC大塚)
4. 比較してみた結果
5. まとめ

1. 理想のインテリアとは

まずは理想の家具を思い浮かべます。空想して思い描いたイメージを思い通りに手に入れることは、日々の生活の中であまりありません。空想したことが欲望ならば手に入りにくいかも知れませんが、物ならば懐具合ではすぐに手に入ります。

ショッピングモールやカタログショップを見て空想を膨らまして、しかもその空想を簡単に手に入れる事が出来る楽しみがあります。 家具には、ダイニングのテーブルやイス、リビングのソファ、タンスや書棚、キャビネットなどの収納家具、ベッド等さまざまなものがあり、それらの個々の家具が部屋全体の雰囲気・印象を決めます。家具選びのポイントとしては、まず、部屋全体のインテリアコーディネートを考えることから始まります。気に入った家具をバラバラに衝動的に買っているばかりでは、統一感のない、雑然とした印象の部屋になってしまいます。

2.家具を購入する

とはいえ、空想だけでは現実上手くいきません。家具を購入する際、「あと1cm小さかったら隙間にぴったりなのに」とか、「ここに引き出しがついていたらいいのに」とか、「引き出しがもう少し深かったら完全に収納できるのに」などと購入後に後悔することがあります。とくに本やDVDケースなど形が変えられないものを収納しようとする時は、しっかり測定すべきでしょう。対象のスペースをメジャーで測ってスペースを把握し、スマホやパソコンで検索しながら具体的なイメージに落とし込んでいきましょう。十分にイメージが出来上がり、空間を実測で把握したら、いよいよ購入です。最近はサイズさえしっかり把握していればネットショッピングでも購入可能です。実際、そういう方も多いと思います。しかし、「家具だけは現物を見て触れて確認しないとないと納得できない」という方も多いでしょう。

3. IKEA、ニトリ、東京インテリア、大塚家具を比較

それでは、実際に人気のある家具屋を比較検討してみました。

日本国内ではニトリが店舗数、売上高、収益ともに圧倒的な首位です。他の各社は最近は苦戦傾向ですが、その理由として「競争激化」が挙げられています。ニトリ独り勝ちの様相がこのまま続くのでしょうか。

(1) IKEA(イケア)

【IKEAとは?】
IKEAは1943年にスウェーデンで設立され、ヨーロッパ・北米・アジア・オセアニアなど世界各地に出店している世界最大の家具販売店です。世界30以上の国と地域に250店舗以上を設け、その従業員数は10万人を超えています。IKEAの特徴は低価格と優れたデザインにあり、また、郊外に大規模な店舗を構えるスタイルを世界中で採用しました。日本では2006年に船橋で1号店がオープンし、2019年8月現在は9店舗、2020年までには14店舗になると計画されており、今後の日本での拡大が予測されます。

IKEAで販売される家具は、購入者が家具の運搬・設置・組み立てを行う「DIY(Do It Yourself)」が基本です。安価な素材を自分で加工するため、予算が抑えられるのはもちろん、単に家具やインテリアを買うよりも大きな充実感や満足感が得られるのが魅力と言えるでしょう。IKEAは北欧ならではのおしゃれでハイセンスなものや、カラフルな商品が多いのが特徴です。また、複数個セットの食器やインテリア用品などセット販売している商品も多いので、「家のものを統一したい」「家族で新しくお揃いのものを買いたい」という方にはうってつけです。

【IKEAの感想】
スウェーデン発祥のIKEAならではのスウェーデン料理が食べられるレストランや、ホットドッグやソフトクリームなどの食べられるフードコート、子供の一時預かりサービスにスモーランドがあり、家具屋というより家族連れで楽しく過ごすことができるショッピングモールに近いイメージです。お昼時のレストランは空席を探すのに苦労するほど大混雑していることが多いです。客層としては、若い家族連れやカップルが比較的に多く、年配の方は少ない印象です。

家具は、単に並べるだけでなく生活シーンや、実際の間取りを想定したディスプレイが中心でショールームのような仕立てになっています。経路設定がされており、リビングやダイニング、寝室、水廻りやエクステリアまで経路に従うと一通り見回ることになります。但し、ショートカットも随所にありますので何度か来店すればお目当ての商品売り場まで最短で辿り着くことができるでしょう。自分で持ち帰って組み立てることが基本であることもあり、全般的に価格設定は低めです。

(2) ニトリ

【ニトリとは?】
ニトリは2019年2月現在で日本国内505店舗を展開する最大手です。インテリア雑貨やファブリック、キッチン用品や生活用品などの「ホームファッション」の販売も行っており、業態としてはIKEAと同じく「ホームファニシング」に該当します。学習机の国内売り上げシェアナンバーワンということもあり、家具・インテリアなどの「ホームファニチャー」のみと思われがちですが、「ホームファッション」も兼ね備えることにより、トータルコーディネートすることで、生活全体に豊かさと楽しさを提供するというコンセプトが顧客の心を掴んでいます。

ニトリは、企画から原材料選び、製造、物流、販売までをほとんどの商品で自社完結し他社との差別化を図っています。そのため、リビング、ダイニング、寝室、キッチン、バス、トイレで使われる日用品に至るまで、種別・素材を超えたコーディネートを実現しています。

【感想として】
店舗が確実に増えていて、国道を長い距離走ると必ずニトリのマークを目にする印象があります。たくさんお店があるのと、家具だけでなく生活用品や雑貨など幅広い品ぞろえなので、近所から普段着で来ている人が多かったように思います。もちろん「家具をバッチリ選ぶ」ために、テーブルで真剣に話しこむカップルもいました。お歳を召された方も、若いカップルや家族連れも、幅広い年齢層の印象です。
さすがは売上日本一のニトリ。日本人の生活に合わせた商品が多く、品ぞろえも豊富です。「食器棚」を選ぶ上で十分な品ぞろえがあって、ココで選んでもよさそうです。

(3) 東京インテリア


【東京インテリアとは?】
東京インテリアは、栃木を拠点にして関東、東北、中部地方などを中心に
35店舗を展開している中堅の家具屋さんです。

管理人はインテリアが大好きなのでニトリもイケアもIDC大塚家具も島忠も大正堂もかねたやにも出没するのですが、
一番、買いやすくデザインや品質が管理人好みなのが東京インテリアです。

チェーン店らしいのですが、店の大きさにだいぶ差があって幕張店とかは巨大な店舗ですが、
荒川沖店などはこじんまりした店舗だったりして、店の大きさによって置いている家具の量がだいぶ違います。
大きな店でしか置いてないようなメーカー!?もあったりしてニトリのようにどこに行っても同じものが並んでるというのとは結構違います。

価格帯はニトリからIDC大塚くらいの幅があり、手ごろなものからお高いものまで揃っていて買いやすいです。
店員さんも、フレンドリーな方が多く商品知識も結構勉強している感じです。
【感想として】
デザインはニトリよりは管理人の好みとしては全然いいです。
というか、おしゃれな家具が安いという印象です。

管理人が購入した家具は不具合もなくしっかりしているので長く使えそうな感じがします。
店員さんが以前話してくれたのが、東京インテリアは長く使える家具を作っていますということ。
使い方にもよるでしょうが、頑丈そうな作りのものが多いです。

ただ、作っているのはやはり中国製やベトナムあたりだったりします。
これは、ニトリでもイケアでも同じでしょうが価格を考えると仕方がない気がします。
ただ、最近の中国製はバカにできないので管理さえしっかりしてくれていれば安心だったりします。

ジャンルはベッド、ソファ、ダイニングセット、ダイニングボード、ソファ、TVボード、リクライニングチェアとほとんど何でも揃います。
雑貨はイケアほどセンスはよくないけど、時々面白いデザインのものがあったりして楽しいです。

管理人は買えないのですが、大型店にしか置いてないような革張りの大きなソファが好きです。
たしかドイツ製だったか・・あまり他の家具屋さんでは置いてないメーカーでした。
ただし、値段もソファだけで50万は軽く超えてたので買える人は限られると思いますが。。

といった具合に10万を切るダイニングセットからソファだけで50万を超えるものまでかなり価格帯は広いです。

近くにあるからという理由で来たのですが、私が欲しい食器棚においては品揃えがニトリよりも豊富でした。価格は割高ですが、その理由も納得いくものが多かったです。

(4) 大塚家具(IDC大塚)


【大塚家具とは?】
大塚家具は単に家具・インテリアを販売するだけの企業ではなく「国内外の家具、インテリアの企画・開発・販売を通じて、人が集うあらゆる環境を創造する。」とされています。例えばオリジナル商品の企画・開発をはじめ、輸入商品の在庫管理、自社便による配送業務、お届け後のアフターメンテナンスまですべてを大塚家具で行っており、顧客の「インテリア」に関する、あらゆるサポートが可能です。

2019年8月現在、埼玉県・東京都・千葉県・神奈川県・愛知県・大阪府・兵庫県・福岡県に11店舗と、有明本社の分店扱いとして出店したサッポロファクトリー(北海道)、家具のセレクトショップである「モダンスタイルショップ淀屋橋」(大阪府)の2店舗の計13店舗を展開しています。

大塚家具はお家騒動で世間を騒がせた後に、大塚久美子社長は今までの会員制をやめ、気軽に入れる店づくりを目指していますが、大塚家具は高くても長く使えるという質の良さを求める人たちに支持されていた背景から、現在でも高級路線をある程度は維持しているといわれています。

【感想として】
有明本社のショールームに行きました。経営者がお父さん(現在は匠大塚の社長)から娘さんに替わってから、会員制ではなくなりましたよね。ですから、店内には自由に入れます。
広大な面積で3フロア分。見たことのある有名なカタチのソファを始め、高級家具がたくさん並んでいます。とにかく広くて全エリアを歩くのは断念してしまいました。
入店したのが土曜日の17時30分ごろ。閉店の約1時間前だったからなのか、あまり混んでいる印象はありません。来ているお客さんは、新婚のご夫婦とその御両親のような感じで、オシャレな服装をした大人のグループが多かったように思います。

広いスペースに高級な家具が並ぶ光景は圧巻です。自由に見て回るのも楽しいですが、ここは事前に来店予約をして、店員さんについて説明を受けてもらって回った方がしっかりと選べるように思います。
また、私のように食器棚など「家具単体を買う」よりは、新築やリフォームに向けてリビング・ダイニングなど「全体をコーディネート」する時にお願いした方がよい印象も受けました。

5.比較してみた結果
4店舗を回ってみましたが、比較した感じを縦軸に価格帯、横軸に機能性を置いてマッピングしてみるとこんなイメージです。

価格でいうと、IKEAは一番安価でしたが、電子レンジを置くのが難しいものなどが多く、機能的にはあまり優れていません。反対に大塚家具は高級品を中心に価格の高いものが多かったです。
ニトリや島忠は、機能と価格のバランスのとれたものが数多くある点は共通でしたが、特に島忠の方が少し値段は高いけど高機能なモノを中心に品揃えが多かったように思います。
(※あくまで私の食器棚選びにおける比較検討結果です。他の家具だとまた違った結果が出るかもしれません)

こうした比較検討の結果、今回は要件①②③を満たし、さらに使い勝手の観点で機能性が高く、予算に収まったモノを島忠で選びました。
電子レンジや炊飯器は安心して置いて調理できていますし、ガラス戸も大きく開き、食器を乗せた引き戸も静かに閉まってガチャンと音を発することもありません。いい食器棚を選べて満足しています。

6.まとめ
今回は私の食器棚購入の過程を通じて家具屋さんを比較してみました。
まとめとして、家具屋さん選びのポイントを整理します。

・各社とも通販を充実させており、サイズや機能を整理しておけばネットでも選ぶことは可能である。
・ただし、店頭に足を運んで実物を見て、店員から説明を受けて初めてわかる部分も多い。特に付加的な機能は実物を見ないとわからないことが多いので、できれば店頭に足を運んだ方がよい。
・家具屋によって取扱商品には違いがある。それぞれ傾向と特徴があるので、自分の求めるモノにあった家具屋に行った方がよい。
例えば、
組み立てとかできることは自分でやるので安さ第一で選びたい⇒IKEA
キッチンやダイニング全体などトータルにコーディネートしたい⇒大塚家具
求める機能が明確でそれに合ったものを選びたい⇒ニトリ、島忠

今回はレポート作成も兼ねて4つの家具屋を回りましたが、上記の特徴と傾向も参考にすれば、皆さんはもっと楽に選ぶことができると思います。

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